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クローン病 患者の約4割が「仕事、学校をやめた」 トイレ回数急増など原因か

公開日時 2016/07/13 03:50

アッヴィ合同会社はこのほど、クローン病患者を対象にした意識調査で、クローン病を発症したことで仕事もしくは学校をやめた患者が39.8%にのぼるとの結果をまとめた。日常生活での課題のひとつがトイレの回数で、患者の半数が大便のために1日平均で6回以上トイレにいき、4人に1人は10回以上だった。トイレにより睡眠も制限されていた。同社は仕事などをやめた理由として、「下痢や腹痛によるトイレ回数の急増や、食事の制限など、クローン病特有の症状による著しいQOLの低下が原因と考えられる」と分析している。

調査はマクロミルネットモニターを利用して実施した。調査対象者はクローン病患者で、有効回答数は103人(男性69人、女性34人)。調査時期は16年6月。

その結果、6割以上が20代以下でクローン病を発症し、約4割が仕事などをやめた。日常生活における課題は「トイレ回数」と「食事制限」がそれぞれ61%で同率トップ。トイレによって睡眠中に3回以上起きる患者が半数弱にのぼった。食事制限では、食事を栄養剤に置き換えている患者が6割以上いて、日常生活が大きく制限されている実態が浮き彫りになった。

治療法の認知度では、長期寛解(長期的に症状が落ち着くこと)の治療法があることを知らない患者が50.5%いた。そして、9割近くの患者が長期寛解の治療法を試したいとも回答した。同社は、「症状を長期的に抑えることを望む患者がほとんどを占めるなか、治療に関する新しい情報が届いていない状況が示された」としている。

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