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バイタルHD 地域医療連携担当者「リエゾン」の育成着手 在宅とがん領域から MRとの協業に期待

公開日時 2016/11/15 05:00

バイタルケーエスケー・ホールディングス(バイタルHD)の村井泰介社長は11月14日、都内で行った2017年3月期第2四半期(4月~9月)決算説明会で、今年度から育成を始めた地域医療連携担当者「リエゾン」について、在宅医療領域とがん領域から着手したことを明らかにした。希望するMSを研修して育成するもので、各領域の医療、制度の専門知識を高め、多職種連携体制の構築支援、福祉用具の相談、専門医への橋渡し、薬剤選択の助言などといった活動を期待する。

村井社長は、MRは自社製品の活動が中心になり、在宅医療・介護関連職への接触も限られることから、そこをMSが補完できるとして「メーカーと一緒にやろうというのがリエゾン」と述べ、MRとの協業に期待を寄せた。

がんリエゾンについては「担当病院の院内の抗がん剤選択の会議にオブザーバー出席が許されるような人も出ている」という。17年度には「認知症リエゾン」、18年度以降は「再生医療リエゾン」を検討する。認知症リエゾンについては、これまで取り組みをしてきた多職種連携支援を生かし早期発見・早期治療につながるよう取り組みたい考え。

2017年3月期第2四半期 C肝薬寄与で増収増益 薬価改定の影響大きく通期予想は下方修正


バイタルHDが11月8日に発表した2017年3月期第2四半期(4月~9月)決算で、医薬品卸売事業は、ギリアド・サイエンシズの経口C型肝炎治療薬の売上増が寄与して売上高は2787億2200万円、2.2%増、営業利益は15億5900万円、80.7%増だった。

しかし、C肝薬の売上が想定を下回り、薬価改定で市場拡大再算定を受けた医薬品の落ち込みも想定以上だったことなどが影響して当初計画を下回った。それらを踏まえHD全体の通期業績予想を下方修正した。

【16年度中間期の連結業績(前年同期比) 16年度予想(前年同期比)】

売上高 2932億0200万円(2.2%増) 5842億円(5.9%減)(修正前 6160億円)
営業利益 15億6600万円(57.9%増) 25億円(63.7%減)(修正前 48億円)
純利益 23億4700万円(21.3%増) 41億円(37.5%減)(修正前 58億円)
 
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