そーせい 口腔咽頭カンジダ症薬ミコナゾールを国内申請 初の口腔粘膜付着型抗真菌薬
公開日時 2017/03/07 03:50
そーせいはこのほど、口腔咽頭カンジダ症治療薬ミコナゾール(一般名、開発コード:SO-1105)を日本で承認申請したと発表した。申請日は2月27日。1日1回投与の口腔粘膜付着型の抗真菌薬で、同社は「国内初の口腔粘膜付着型ドラッグデリバリーシステムによる口腔咽頭カンジダ症治療薬として患者さんの利便性に貢献できる」としている。
同治療薬は仏オンクシオ社が開発し、そーせいグループが2011年5月に日本での独占開発販売権を取得した。日本での承認取得後の販売に関しては、これまでに富士フイルムファーマと独占販売契約を締結している。
口腔咽頭カンジダ症は、主にカンジダ・アルビカンスを起因菌とする真菌感染症。HIV、悪性腫瘍などの免疫不全を生じる疾患を患っている患者で多くみられ、偽膜性カンジダ症などのタイプがある。症状は舌の疼痛、灼熱感、味覚異常、嚥下困難などがあり、白苔形成、紅斑病変、口角炎などがみられる。