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ファイザー・梅田社長 地域包括ケアで市場環境に変化 先進地域でノウハウ吸収へ  (2/2)

公開日時 2017/03/09 03:51
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■2011年以来、国内売上5000億円割れ

ファイザー日本法人の16年度(15年12月~16年 11月)の国内売上は4737億円、前年度比7.4%減だった。売上が5000億円を下回ったのは2011年以来。16年4月の薬価改定で7%台の薬価引 き下げを受けたこと、長期収載品のGEへ切り替えが進んだこと――が主な減収理由となる。特に主力の疼痛治療薬リリカは市場拡大再算定を受けて薬価が 11.9%下がり、「本来2ケタ成長が期待できたものが、そうではなかったことが大きい」(梅田社長)とした。

IMSジャパンが2月に発表した16年1~12月の医療用医薬品売上データによると、リリカは売上863億円、前年比0.9%増にとどまった(IMSの記事は、こちら)。

■5品目以上の承認取得目指す 乳がん治療薬パルボシクリブなどが申請中

梅田社長は17年度(16年12月~17年11月)の業績見通しについて、5品目以上の承認取得(適応追加等含む)を目指すとしたものの、GEの市場浸透が早いことなどから、「引き続き厳しい年になる。何とかプラスマイナスゼロを目指したい」と話した。

同社は17年に承認取得を目指している5品目を明らかにしていないが、現時点で承認申請中の品目は、▽ALK阻害薬クリゾチニブ(製品名:ザーコリ)の ROS1陽性非小細胞肺がんの適応追加▽転移性乳がんを予定適応としている世界初の経口サイクリン依存性キナーゼ(CDK)4/6阻害薬パルボシクリブ▽ メルクセローノと共同開発し、メルケル細胞がんを予定適応としているがん免疫療法薬の抗PD-L1抗体アベルマブ(メルクセローノが申請)――となる。いずれも申請時期などから年内の承認取得の可能性が高い。

なお、今年2月にはリリカのOD錠が承認されており、これは5品目の中に含まれる。

申請品目のうちパルボシクリブは、米FDAからはブレークスルー・セラピー(画期的治療薬)指定と優先審査の指定を受けて、15年2月に迅速承認されたもの。16年(1~12月)の世界売上は21億 3500万ドル(15年は7億2300万ドル)と急成長しており、同社の次期主力品である。

■「バイオシミラーでナンバー1になりたい」


長期収載品や後発品、バイオシミラーなどを扱うエッセンシャルヘルス事業部門のピエール・ゴードロー部門長は会見で、「バイオシミラーで数年後にはナンバー1になりたい」と語った。

国内フェーズ3段階にあるバイオシミラーには、▽関節リウマチ等治療薬インフリキシマブ(先発品名:レミケード)▽関節リウマチ等治療薬アダリムマブ(ヒュ ミラ)▽乳がん・胃がん治療薬トラスツズマブ(ハーセプチン)▽非ホジキンリンパ腫等治療薬リツキシマブ(リツキサン)▽結腸直腸がん等治療薬ベバシズマ ブ(アバスチン)――がある。ゴードロー部門長は同社バイオシミラーの第1号製品がどれになるかは明らかにしなかったが、現在、特許が切れているのはインフリキシマブのみとなっている。

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