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大鵬薬品 米アーカスが開発中のがん免疫療法、国内導入の優先権獲得

公開日時 2017/09/22 03:51

大鵬薬品は9月20日、革新的ながん免疫療法の創薬・開発に注力している米アーカスバイオサイエンス社とオプション契約を19日付で締結したと発表した。この契約により、アーカスのパイプラインを日本及びアジア各国(中国除く)で開発・販売するライセンスを取得するための優先権を獲得した。

大鵬は今回の契約締結の対価として3500万ドルを支払う。また、大鵬が権利を行使した化合物や抗体が臨床試験、承認申請、販売などの各段階目標を達成した際には、化合物や抗体ごとに一時金として最大2億7500万ドルを支払うとともに、発売後は売上に応じたロイヤルティを支払う予定。

大鵬広報部は本誌取材に、今回の契約締結のねらいについて、「アーカス社が開発している新たながん免疫療法を取り込むことで、当社の研究開発の幅を広げたい」と説明した。大鵬のがん免疫療法関係のパイプラインの現状に関しては、「公表段階のものはない」と述べた。

アーカスは2015年に設立されたバイオベンチャー企業。治験実施申請可能段階にある3つの製品候補化合物(A2A受容体、CD73、TIGIT)を含む、重要ながん免疫療法の経路をターゲットにした複数のプログラムの開発を進めているという。医薬化学、免疫学、生化学、薬理学、構造生物学の各分野で専門性を持つ社員が70人以上在籍している。これまでにノバルティスやセルジーンなどから総額1億2000万ドルの出資を得ている。

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