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日医・日本医学会が共同声明 ゲノム編集のヒト受精胚で双子誕生「極めて重大な懸念」

公開日時 2018/12/03 03:50

日本医師会と日本医学会は11月30日、中国の研究者がHIVへの感染を抑止する目的でゲノム編集技術を用いた受精胚を使い、双子の女児を誕生させたとの報道について、「極めて重大な懸念を表明する」と指摘する共同声明を発表した。声明では、こうした研究や医療に携わるすべての者に対し、「同様な非倫理的行為が行われることのないよう強く要請する」と呼び掛けている。

共同声明は、日本医師会の横倉義武会長と日本医学会の門田守人会長の連名。声明では、「実際に誕生したのか、その真意は現時点では不明」としたうえで、「今回の行為は、生まれてきた女児らの身体的、精神的、社会的な安寧を踏み躙るもので、人の尊厳を無視し、生命を軽視するものだ」と批判。「生殖細胞系のゲノム編集の影響は後の世代にまで影響が及ぶことから、人類という種に対する影響も極めて不透明であり、無責任極まりない行為だ」と指摘した。

その上で、「科学技術の進展は、疾病の予防や治療等に大きな貢献を果たすものと、多くの期待が寄せられる」として、「ヒト受精胚へのゲノム編集技術等を用いる研究等の適切な在り方やそのルールの構築について積極的に議論に参画していく」と締めくくった。


 

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