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スズケンと東邦HD GE事業で合弁会社 共同展開強化でコスト低減

公開日時 2019/02/19 03:52
スズケンと東邦ホールディングス(HD)は2月18日、後発医薬品(GE)事業で両社折半出資による合弁会社を4月1日に新設すると発表した。新会社は、製品企画、研究開発や製造の委託先の選定・交渉を行う機能を持つ。両社はこれを機に共同展開を強化。開発や生産の委託、原薬など材料調達の共同化、メーカー物流を含むサプライチェーンの効率化を検討するとしており、川上のメーカー共同物流、川下の共同配送も視野に入るとみられる。両社子会社の薬局など拡大する顧客の需要を束ねることで、ボリュームを活かして開発や生産の委託、調達、物流にかかるコストの低減を目指す。また同日、再生医療等製品を含むスペシャリティ薬流通事業を行うスズケン子会社のエス・ディ・コラボに、東邦HDが3割超を出資することでも合意した。

両社は18年7月、▽医療機関や薬局を対象にした顧客支援システムの共同利用▽GEとスペシャリティ医薬品の流通の共同展開――で基本合意していた。共同化により投資や重複するコストを抑え、事業の効率化を図るともとに、各々の強みを活かし競争力を高めるのが狙い。顧客支援システムについては、強みがある東邦のシステムの共同利用を18年11月に開始し、スズケンの顧客への紹介も始まっている。GE、スペシャリティ薬については合意内容の具体化を検討していたが、両社が18日にその合意内容を発表した。

GE事業は、需要増で在庫増、物流コスト増などコストの低減は業界共通の課題。両社は共同展開で効率化を図り、課題克服を目指す。今回合意した両社各50%の出資で設立する合弁会社(社名未定)は、製品の企画のほか、研究開発や製造の委託先と共同で交渉する機能を持つ。臨床現場や患者に使いやすい製品の企画などを提案するとともに、両社合わせた顧客のボリュームを活かして交渉力を強める。製品の製造販売承認権は、この新会社は持たず、東邦HD子会社の共創未来ファーマ、スズケン子会社の三和化学研究所がそれぞれ持ち、販売もそれぞれが行う。

両社で製造委託先の共同化、原薬から包装資材に至る材料関係の共同調達、川上から川下までのサプライチェーンの効率化を検討する。両社ともサプライチェーンの効率化の具体的な内容は明かしていないが、スズケンはメーカー物流に強みを持ち、東邦HDの濱田矩男会長CEOは、効率化の一環で共同物流、共同配送に挑戦すると表明している。共同利用を進める受発注、在庫管理といった顧客管理支援システムが顧客で広がれば、共同配送にも足掛かりになりうる
 
スペシャリティ薬流通 東邦がスズケン子会社に出資

スペシャリティ薬流通事業では、スズケンの専門子会社エス・ディ・コラボが強みを持つ。同子会社に東邦HDが3割超を出資することで合意、共同展開の具体化に道をつけた。各卸ともスペシャリティ流通に注力しているが、流通状況や医療施設の在庫状況等をモニタリングできるスズケンのシステム、東邦HDの温度管理システムの共同利用により、ソリューションの充実を図り、競争力を高める。
 
顧客支援システム スズケンが東邦子会社に出資
 
すでに共同利用が始まっている顧客支援システムでは、東邦HD子会社で、システム開発を手がけるネグジット総研に、スズケンが3割超出資することで合意、新規システムの共同開発に道をつけた。システムの共同利用で顧客拡大を図るとともに、共同開発で投資コストを抑える。また、顧客支援システムの問い合わせ窓口の一本化を検討する。
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