インフルエンザ治療薬 ゾフルーザ急拡大
公開日時 2019/02/28 00:00
2018-19年シーズンは過去20年で最大の流行を記録したインフルエンザ。一方で、新規作用機序の抗インフルエンザウイルス薬ゾフルーザ(一般名・バロキサビル)が使い勝手の良い新薬として連日、テレビ、新聞、インターネットなどで紹介されている。医師の処方が報道に左右されることは想像しにくいが、患者の同剤に対する関心や認知は高まる。そこで今回は、18-19年シーズンの各抗インフル薬の実処方がどのような状況だったのか、直近18年12月データで紹介する。 いつも通り、調剤レセプトから実際の処方動向を把握・分析する医療情報総合研究所(JMIRI、読み:ジェイミリ)のデータを用いる。調剤薬局データのため、点滴静注製剤のラピアクタ(同ペラミビル)は集計・分析から除き、ゾフルーザ、タミフル(同オセルタ...