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ファイザー アップジョン事業部門を米・マイランと統合 後発最大手誕生へ

公開日時 2019/07/31 03:51
ファイザーは7月29日、後発品ビジネスを展開するアップジョン事業部門を、米マイランと統合し、新会社を設立すると発表した。新会社は、2020年の予想売上高は190~200億ドル。世界最大手の後発メーカーであるテバ・ファーマシューティカル・インダストリーズと並び、最大手の後発品メーカーが誕生することになる。手続きは2020年半ばに完了する見通し。一方、ファイザーは19年初めにOTC事業部を切り離したことに加え、アップジョン事業部門を手放し、革新的新薬に集中し、ビジネスの成長にアクセルを踏む。

ファイザーのアップジョン事業部門は、19年1月に新設。ノルバスク、リピトール、セレコックス、リリカなど、非感染性疾患(NCDs)領域の治療薬を取り扱っていた。マイランと組むことで、世界各国の市場においてプラットフォームを構築することになる。

新会社の会長にはマイラン会長のロバート・クーリー氏が就任。最高経営責任者(CEO)には、ファイザーのアップジョン事業部トップを務めるマイケル・ゲトラー氏が就く。

新会社の会長に就任するクーリー氏は、「変化する世界の健康ニーズに応えるという私たちの使命を加速するだけでなく、株主に魅力的なリターンを提供しながらプラットフォームの真価をさらに引き出す」と指摘した。

ファイザーのアルバート・ブーラCEOは、「我々は、グローバルヘルスのために、世界中に幅広い疾患領域の治療薬を提供できる新たなチャンピオンを生み出そうとしている。私は、マイランの独自のプロファイルと戦略により、我々は最適なパートナーになった」とコメントを寄せている。

◎本社は米・デラウェア州に

新会社は、本社を米デラウェア州に置き、ペンシルベニア州ピッツバーグと中国・上海、インドのハイデラバードにグローバル拠点を構える。統合に際し、ファイザーの株主は新会社の57%、マイランの株主は43%の株式を取得する。
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