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働き方改革推進検討会 評価機能の結果通知書案を提示 評価結果公表への影響に配慮求める声相次ぐ

公開日時 2019/12/04 04:50
厚生労働省は12月2日、「医師の働き方改革の推進に関する検討会」を開催し、評価機能の組織体系案、評価項目と評価結果通知書のイメージなどを提示した。評価機能は、勤務医の長時間労働の実態や労働時間短縮の取り組み状況を客観的に分析・評価し、当該医療機関や都道府県に結果を通知して必要な取り組みを促すために設けられるもの。提示された評価項目等に対しては大きな異論は出なかったが、評価結果の公表については前回の会合に引き続き、医療機関を代表する構成員から「慎重を期すように」との要望が相次いだ。

◎全体評価はS~Cの5段階評価 B1以下はB水準指定で条件付きに

評価項目は、ストラクチャー、プロセス、アウトカムの体系ごとに「労務管理体制」「医師の労務管理実態」「労働時間短縮の取組」「取組の成果」の4つの中項目を設定。そのうえで例えば「労務管理体制」では、▽労働時間把握▽労使交渉・36協定▽産業医の体制▽面接指導の実施体制─などの評価項目を設定し、これらの個別項目についてそれぞれ〇や△で評価する。また「取組の成果」における「平均時間数」「最長時間数」などは、2024年度の目標値からの「達成率」を記載する。

全体評価はS、A、B1、B2、Cの5段階評価を想定。Sは「他の医療機関の模範となる取組が行われ、医師の労働時間短縮が着実に進んでいる」で、Cは「医師の労働時間短縮短縮に向けた医療機関内の取組には改善の余地があり、医師の労働時間短縮が進んでいない」との評価だ。また、地域医療確保暫定特例水準(B水準)医療機関として指定を行う場合、B1以下の医療機関には一定の条件をつけて指定を行う方向性が示された。

一方、3月にとりまとめた「医師の働き方改革に関する検討会」の報告書では、「評価結果の公表により、地域住民が医療の上手なかかり方の契機となるようにしていく」と明記されている。前回の会合でも「患者が病院を敬遠してしまうような情報にならないよう、出し方や評価方法に注意してほしい」、「公表によって病院間の格差を助長してしまう可能性もある。国民に対する啓発が重要」といった意見が出ていた。今回も「患者だけでなく、医療者からも“ブラック病院”だと敬遠され、採用活動に影響しかねない」(森正樹:日本医学会副会長)など、複数の構成員が結果の公表について慎重を期すよう求めた。

厚労省も「過度な受診抑制につながらないよう、公表にあたっては十分留意する」と回答しているが、あまり骨抜きの内容にして公表しても、報告書の趣旨に反することになる。評価結果の扱いをめぐっては今後も議論が続きそうだ。
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