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アルフレッサ、PHC、富士通エフ・アイ・ピーの3社 特殊医薬品の「流通管理プラットフォーム」で実証実験開始

公開日時 2020/02/14 04:50
アルフレッサホールディングスは2月13日、子会社のアルフレッサとPHC社、富士通エフ・アイ・ピーの3社で特殊医薬品の新たな流通管理プラットフォームの実証実験を開始したと発表した。特殊医薬品の保冷庫の入出庫情報や患者に投与された情報などを、非接触型のデータ自動認識システム「RFID」を活用し、クラウド型インフラ基盤にデータとして一元管理するというもの。将来的には、アルフレッサ以外の医薬品卸も参画できるような業界共通のプラットフォームとして活用できるように整備と普及を進める考えだ。

近年上市される革新的新薬の多くが、微小な温度変化によって有効性成分が変質してしまうなど、特殊医薬品のサプライチェーンの全工程で厳格な管理が求められている。加えて製品一つひとつのトレーサビリティを確立した上で、適切な在庫量を維持することが、安定供給を維持する上で課題となってきた。こうした状況を背景に、アルフレッサ、PHC社、富士通エフ・アイ・ピーの3社は2019年3月に新たなプラットフォーム構築の基本合意を締結し、共同研究を進めてきた。

3社が共同開発した流通管理プラットフォームは、製薬企業から出荷された特殊医薬品が、卸を経由して医療機関に届き、患者に投与されるまでの全流通経路の情報をシステムに記録するというもの。医療機関に設置された保冷庫の入出庫情報や、患者に当該薬剤が投与された際の情報を、RFIDを通じてクラウド型インフラ基盤にデータとして一元管理する。

今回の実証実験では、医療機関での保冷庫の入庫、出庫部分を中心に検証する。なお、PHC社は薬用保冷庫等に代表されるライフサイエンス機器の高い品質と市場占有率を有する。一方、富士通エフ・アイ・ピーは医薬品業界向けの各種クラウド型インフラ基盤サービスを持つ。今回の実証実験を通じ、医療機関の意見や要望を収集し、各種機能の検証を踏まえた上で、商用サービスの早期開始を目指す方針だ。

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