ＭＲ認定センターは、第26回ＭＲ認定試験問題についてホームページでの公開に踏み切った。新型コロナウイルスの感染拡大が続き、ＭＲの医療機関への訪問自粛や在宅勤務が行われるなかで、現役ＭＲの基礎知識の整理に活用してもらいたい考えだ。製薬企業への周知を図るため、近く教育研修責任者や教育研修管理者宛に事務連絡を発出する方針だ。

◎田中専務理事「是非この機会に活用いただきたい」

ＭＲ認定センターの田中徳雄専務理事は本誌に対し、「新型コロナウイルス感染の拡大防止のために、ＭＲの訪問自粛や在宅勤務が進んでいる中で基礎知識を確認、整理するチャンスだ。是非この機会に活用していただきたい」と述べた。「最新の知識を確認できるのが認定試験だ」との見解を示し、自身の知識が不足している領域の知識を補足するなど、活用してほしいと強調する。

ＭＲ認定制度の事業構造改革を進める同センター。2021年４月からＭＲの継続教育も“時間管理から習得主義へ”との方向性を打ち出している。田中専務理事は、こうした改革を見据え、「いまから取り組む良い機会と捉えてほしい」と訴えた。

試験問題の掲載は、３月２日から９月30日まで。試験問題には、教育研修責任者や教育研修管理者がアクセスできる。社内ではＭＲに対し、PDFで提供することも可能にするという。