メドレー 製薬企業等のデジタル活用支援で子会社「MEDS」設立 社長に元IQVIAの宇賀神氏
公開日時 2020/07/20 04:49
オンライン診療アプリやクラウド診療支援システムを手掛けるメドレーは7月17日、製薬企業・医療機器メーカー向けのデジタル活用支援を行う子会社「MEDS(メッズ)」を8月に設立すると発表した。患者中心の医療実現のためのサービス連携などを行う。新会社の代表取締役社長にはIQVIAソリューションズジャパンで今年3月末まで社長を務めた宇賀神史彦氏が就任する。
メドレーは、患者向け「オンライン診療アプリ CLINICS」、医療機関向け「クラウド診療支援システムCLINICS」、オンライン医療事典「MEDLEY」、医療介護福祉の人材採用システム「ジョブメドレー」などのサービス提供で成長を遂げてきた。
子会社設立についてメドレーは、患者体験や治療成績の向上を目的とするサービスへの関心が高まっており、製薬企業や医療機器メーカーからデジタル活用に関する問い合わせを受ける機会が増えていると指摘する。また、新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、そのニーズはより増大しているとし、デジタル活用支援を行う子会社MEDSを発足するに至ったと説明している。
MEDSの社長には、2015年から2020年までIQVIAソリューションズジャパンの代表取締役社長を務め、IQVIAジャパンのコマーシャル事業を統括していた宇賀神史彦氏が就任する。メドレーとしては、今後もデジタル活用の知見を活かし、患者と医療機関だけではなく、製薬企業や医療機器メーカーも一体となった医療ヘルスケア全体でのイノベーションを加速させ、患者中心の医療実現を推進したいと強調している。