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サンファーマ 尋常性乾癬治療薬・イルミアを発売 全国600強の指定施設で使用可

公開日時 2020/09/24 04:50
サンファーマ日本法人は9月23日、既存治療で効果不十分な尋常性乾癬治療薬・イルミア皮下注100mgシリンジ(一般名:チルドラキズマブ(遺伝子組換え))を発売した。イルミアは学会に承認された全国600強の指定施設でなければ使用できない。同社は今後1年半ほどで指定施設の多くで同剤が採用されるよう取り組む。同社のMR数は約150人、うちイルミア専任MRは約40人。

同社日本法人は皮膚科領域のスペシャリティファーマとして新薬、長期収載品、ジェネリックを扱う。これまでにノバルティスから長期収載品を承継したほか、20年1月1日付で皮膚科に特化した製薬企業ポーラファルマを吸収合併し、「新生サンファーマ」として始動した。

新薬としては旧ポーラが手掛けていた尋常性ざ瘡治療配合薬デュアックや抗真菌薬ルリコンのほか、佐藤製薬と共同販売している爪白癬治療薬ルコナック――を販売中で、ここに今回イルミアが加わった。サンファーマ日本法人の中道淳一社長は、「サンファーマとして日本市場で初めて発売する新薬がイルミア」とし、「当社が日本において製品ポートフォリオを拡充していく上で、イルミアの発売は非常に重要なマイルストーン」だとしている。

イルミアはヒト化抗ヒトIL-23p19モノクローナル抗体製剤。同剤が結合するIL-23(インターロイキン-23)は自己免疫性炎症疾患に関与する17型ヘルパーT細胞の維持及び活性化に関与するサイトカインで、同剤がIL-23に結合することでIL-23とIL-23受容体との結合を阻害し、炎症性サイトカイン及びケモカインの遊離を抑制する。

チルドラキズマブとして1回100mgを初回、4週後に投与した後は、12週間隔投与で用いる。薬価は100mg1mL1筒48万7413円(1日薬価:5803円)。同種同効薬にはアッヴィが製造販売元のスキリージ皮下注などがある。
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