鳥居薬品 ウイルス性疣贅治療薬・ワイキャンス外用液を発売 “水いぼ”に対する塗布剤
公開日時 2026/02/10 04:50
鳥居薬品は2月9日、伝染性軟属腫を適応症とするウイルス性疣贅治療薬・ワイキャンス外用液0.71%(一般名:カンタリジン)を発売した。伝染性軟属腫はポックスウイルス科の伝染性軟属腫ウイルスの感染によって小児に多く生じる疾患であり、一般に「水いぼ」と呼ばれる。ピンセットによる摘除などが行われる水いぼに対し、ワイキャンスは塗布剤による治療選択肢となる。薬価は1万4995.60円(0.71%0.45mL1管)。
ワイキャンスが塗布された部位において、中性セリンプロテアーゼの活性化を介して、表皮のデスモソームを脆弱化し、表皮構造を破壊することで、塗布部位に水疱を形成する。水疱の形成により病巣皮膚が剥がれ落ち、その結果、ウイルス感染組織が除去されることで伝染性軟属腫への治療効果が期待される。用法・用量は、「通常、成人及び2歳以上の小児に、3週間に1回、患部に適量を塗布する。塗布16~24時間後に、石鹸を用いて水で洗い流す」。
なお、鳥居薬品と輸入元のVerrica Pharmaceuticalsは現在、成人及び2歳以上の小児の尋常性疣贅を対象とする第3相臨床試験を米国と日本で実施している。尋常性疣贅は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって生じる疾患であり、一般に「いぼ」と呼ばれている。