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塩野義製薬 経鼻肺炎球菌ワクチンで契約締結 東京大発ベンチャー・ハナ社と

公開日時 2020/10/01 04:50
塩野義製薬は9月30日、東京大学発創薬ベンチャーのハナ ヴァクス社が開発中の新規の経鼻肺炎球菌ワクチンに関するライセンス契約を締結したことを発表した。塩野義製薬は、同ワクチンの全世界における独占的研究・開発・製造・流通および販売権を取得し、ハナ ヴァクス社に対して、契約一時金、開発の進展に応じたマイルストンおよび製品上市後の販売額に応じたロイヤリティーを支払う。

開発中の経鼻肺炎球菌ワクチンは、広範な抗原として期待されるPspA抗原、およびハナ ヴァクス社の独自技術のカチオン化ナノゲルデリバリーシステムを用いる。鼻腔内に投与することで、従来の注射ワクチンのように疼痛がなく、感染部位の呼吸器粘膜や全身に対して効果的に免疫を誘導できる。経鼻投与による非臨床試験で、呼吸器粘膜および全身への免疫誘導および感染予防効果が確認されている。

PspA抗原は、広範な血清型に有効性を示す肺炎球菌抗原として期待されている。カチオン化ナノゲルデリバリーシステムは、経鼻投与を介して粘膜に導入することで、全身系および粘膜系両方の免疫を効果的に誘導するとみられている。塩野義製薬とハナ ヴァクス社は、肺炎球菌に起因する感染症を抑制するため、アンメットメディカルニーズ(治療満足度の低い領域のニーズ)を満たす画期的な次世代経鼻ワクチンの研究開発を加速していくとしている。

新規の経鼻肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌感染症の予防を目的としている。肺炎は日本における死亡の第5位で、肺炎球菌は肺炎の原因となる重要な細菌のひとつとなっている。肺炎球菌は、特に高齢者や小児に対して、重篤な肺炎のほか髄膜炎、敗血症などの感染症を引き起こす。肺炎球菌には90種を超える血清型が報告されているが、既存のワクチンの効果は一部の血清型のみに限られるため、より広範な血清型に対して有効なワクチンの開発が求められている。

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