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楽天メディカル 世界初のがん光免疫療法承認で事業本格化

公開日時 2020/10/01 04:49
楽天メディカルジャパンは9月29日、事業発表記者会見を開催し、世界初の頭頸がんの光免疫療法用薬アキャルックス点滴静注(一般名:セツキシマブ サロタロカンナトリウム(遺伝子組換え)(開発番号:ASP-1929)について説明した。アキャルックスは、抗体薬セツキシマブと光感受性物質からなる抗体薬物複合体で、特異的に上皮成長因子受容体(EGFR)を標的とする局所療法として用いられる。

アキャルックスは、楽天メディカル初の医薬品であり、2020年4月に厚生労働省が頭頸部がん患者に対する治療薬として先駆け審査指定制度の対象品目に指定し、9月25日に薬事承認した。アキャルックスの投与後に専用のレーザ照射システムでレーザ光をがん病巣部位に照射すると、腫瘍細胞の細胞膜上に発現するEGFRに結合したアキャルックスが励起され、腫瘍細胞を傷害する。

楽天メディカルの三木谷浩史代表取締役社長は、「がんの光免疫療法については、米国立衛生研究所主任研究員の小林久隆氏と出会って革新的な治療法と知って全面支援してきた。光免疫療法は、欧米で2013年から実施されており、新しい仕組みのがん治療法だ」と紹介した。

小林久隆氏は、「光免疫療法-新しい仕組みのがん治療」のテーマで特別講演を行った。最近のがん治療の研究で、手術、化学療法、放射線療法に続いて免疫療法の効果が認識されてきた。光免疫療法は、正常細胞を傷つけることなく、患者の個別的な治療に適しており、医療経済学的にも有用だ」と述べた。

光免疫療法は、抗体によりがん細胞を選択的に標的とし、レーザによってがん細胞を速やかに壊死させる治療法。生物学と物理学の双方のメカニズムを組み合わせている。

楽天メディカルは、上皮成長因子受容体を標的にした再発・転移性頭頸部扁平上皮がん、進行性皮膚扁上皮がんに対し、アキャルックスの投与と光照射による治療とPD-1阻害薬の併用に関する第1b/2相試験を実施する予定としている。
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