アストラゼネカ 2020年消費電力量を100%再生可能エネルギーに
公開日時 2021/02/02 04:48
アストラゼネカは1月28日、大阪市の大阪本社、東京支社、滋賀県米原市の米原工場、全国の支店・営業所を含む日本における事業所で2020年に消費した電力量を、J-クレジット制度の活用によって再生可能エネルギー100%を達成したことを発表した。J-クレジット制度は、二酸化炭素など温室効果ガスの排出削減量や吸収量を「クレジット」として国が認証する制度。「クレジット」は、国際的にRenewable Energy Certificates(RECs、グリーン電力証書)として使用が認められている。
同社は20年1月、グローバル規模で25年までに事業からの二酸化炭素排出量をゼロにし、30年までにバリューチェーン全体にわたってカーボンネガティブを実現する計画「アンビション・ゼロカーボン」を発表している。
同社が20年、大阪本社、東京支社、米原工場、全国の支店を含む日本における事業所において消費した電力は、合計1万3565 MWh(メガワット時)だった。日本市場向け製品の検査・包装・品質管理を行う米原工場では、最新の省エネ設備への置き換えなどで、20年末時点で1㎡あたりの電気消費量を対15年で約 20%削減した。今後数年以内に敷地内にソーラーパネルを設置し、米原工場で使用する電力の一部を自家発電で補う予定としている。