持田製薬 脊椎関連疾患の新規治療で共同研究を開始 北海道大、島根大発ベンチャーと
公開日時 2021/02/02 04:50
持田製薬は2月1日、北海道大大学院医学研究院、PuREC(島根大学発ベンチャー)と、脊椎関連疾患に対する新規治療の共同研究を開始したこと発表した。
北海道大は脊椎関連疾患に対する新規治療について品質、安全性および有効性に係る非臨床試験を実施する。PuRECは間葉系幹細胞をヒト骨髄液から高純度に精製分離する方法を確立しており、製造したヒト骨髄由来の高純度間葉系幹細胞REC(Rapidly Expanding Cells)を研究に提供する。
持田製薬は、生体組織の修復材として臨床試験を進めている高純度のアルギン酸ナトリウムの更なる可能性を追求するため、RECとの組み合わせによる研究を支援して将来の実用化を目指す。
間葉系幹細胞は、ヒトの体内に存在する幹細胞から得られ、再生医療への応用が期待されている。海藻由来多糖類物質のアルギン酸ナトリウムは、生体親和性のあるバイオマテリアルとして、 関節軟骨損傷治療への利用のほか、細胞移植の足場材料等、再生医療分野での応用が期待されている。