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大塚製薬 米イルミナと造血器腫瘍遺伝子パネル検査の開発・商業化の契約締結

公開日時 2021/02/04 04:50
大塚製薬と米イルミナ社は2月3日、日本で造血器腫瘍を対象とするがん遺伝子パネル検査を体外診断用キットとして開発・商業化するための契約を締結したと発表した。日本では固形がんを対象とした遺伝子パネル検査が医療機器として承認及び保険適用されているが、血液がんを対象としたものは現在ない。大塚は、「本契約により、日本国内のほぼ全ての造血器腫瘍を対象とした診断、治療法選択、予後予測が加速されることが期待される」としている。

今回の契約締結に伴う経済条件や日本での開発スケジュールは開示していない。

大塚は、国立がん研究センターをはじめとする医療施設と共同開発している日本初の造血器腫瘍を対象としたがん遺伝子パネル検査を、イルミナの医療機器「NextSeq 550Dxシステム」で使用できる体外診断用検査キットとして開発する。

イルミナは次世代シークエンサーの世界トップ企業。2018年から日本でも、次世代シークエンサーである同システムによる体外診断用検査キットのポートフォリオを拡大している。イルミナのGretchen Weightman・アジアパシフィック&ジャパン担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーは、「このたびの契約により、当社は腫瘍学分野における包括的なゲノムプロファイリングにさらに貢献することができる。医師が血液がん患者さんのためにより効果的な治療を選択することに役立つ」とコメント。

大塚の大橋達朗・診断事業部長は、血液がんを対象に承認・保険適用された遺伝子パネル検査が日本には現在ないとした上で、「当社が国立がん研究センターをはじめとする医療機関と共同開発を進めている造血器腫瘍を対象とする遺伝子パネル検査が、イルミナ社の技術を用いた体外診断用検査キットとして、1日も早く難病を抱える患者さんにお届けできることを楽しみにしている」とコメントした。
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