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第一三共 長期収載品11製品をアルフレッサ ファーマに会社分割等で承継 がん領域への転換加速

公開日時 2021/02/26 15:20
第一三共は2月26日、胆汁・腎排泄型ACE 阻害剤エースコールなど長期収載品11製品についてアルフレッサ ファーマに会社分割等により承継(譲渡)すると発表した。同日の取締役会で決議した。長期収載品11製品の棚卸資産および国内製造販売に係る権利義務を承継するもので、11製品のうち6製品は2021 年12月1日を効力発生日として会社分割で承継し、それ以外の製品については2021年12月2日以降、順次個別承継する。同社はアルフレッサ ファーマより棚卸資産20億円(2020年3月末帳簿価額)を含む計47億円の金銭の交付を受ける予定。なお、承継する長期収載品11製品の2020年3月期の売上収益は46億円。

今回の長期収載品の承継について第一三共は、2025 年ビジョンに掲げる「がんに強みを持つ先進的グローバル創薬企業」の実現に向け、 新薬事業へのトランスフォーメーションの加速を推進するためと説明。がん領域パイプラインの価値最大化に向けた投資を進める方針を明らかにしている。一方、毎年薬価改定の実施など、製薬業界を取り巻く環境変化や、これに伴う収益モデルの変化を踏まえ、長期収載品ビジネスからの転換を図る狙いも込められている。

◎長期収載品11製品中6製品が会社分割で


今回承継する長期収載品は、①胆汁・腎排泄型 ACE 阻害剤エースコール、②口腔乾燥症状改善薬エボザック、③抗トロンビン剤スロンノン、④麻薬拮抗剤ナロキソン、⑤抗悪性腫瘍剤ニドラン、⑥抗不安剤メレックス、⑦日本薬局方 注射用アセチルコリン塩化物オビソート、⑧脳・末梢血行動態改善剤、子宮鎮痙剤ズファジラン、⑨抗悪性腫瘍剤トポテシン、⑩経口用セフェム系抗生物質製剤バナン、⑪抗生物質製剤フシジンレオ-の11製品。なお、①~⑥は、会社分割の対象となる製品。

会社分割の方式は、第一三共を吸収分割会社とし、アルフレッサ ファーマを吸収分割承継会社とする吸収分割(簡易吸収分割)を採用した。会社分割方式を選択した理由について第一三共は、「承継する製品数が多いこと、また、これらの製品に関連する承継対象となる契約等の数が多いことから、製品に係る権利義務や契約等を包括的に承継するため、会社分割(簡易吸収分割)による承継のスキームを選択した」としている。会社分割に際し、第一三共はアルフレッサ ファーマから約37億円の金銭交付を受ける予定。

◎アルフレッサHD 既存製品とのシナジー効果発揮に期待

アルフレッサ ホールディングスも同日、第一三共との間で長期収載品11製品の譲受に関する契約を締結したと発表した。これにより譲渡対象製品の国内販売権、製造販売承認、在庫、関連契約、商標権、著作権、安全性に係るデータを吸収分割および個別承継で譲り受ける。同社は、「これまでのように製品の品質維持・安定供給・安全性情報の収集活動に努めるとともに、製品ラインナップの拡充による既存製品とのシナジーを発揮することで医薬品等製造事業の強化を図りたい」と強調した。

なお、アルフレッサ ファーマは2018年7月に第一三共および第一三共エスファと長期収載品41製品92品目の譲受に関する資産等承継契約を締結している。今回の長期収載品11品目の承継はこれに次ぐものとなる。

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