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日本医療研究開発大賞 総理大臣賞を第一三共が共同受賞 EZH1/2阻害薬・エザルミア錠の開発で

公開日時 2026/01/19 04:48
政府は1月16日、第8回医療研究開発大賞の表彰式を行い、内閣総理大臣賞は東京大学大学院新領域創成科学研究科の山岸誠准教授と第一三共が共同受賞した。「EZH1/2エピゲノム制御を標的とするがん治療薬の創製」としてEZH1/2阻害薬・エザルミア錠(一般名:バレメトスタット)の開発の功績が評価された。このほか、文部科学大臣賞には大塚製薬など、厚生労働大臣賞には塩野義製薬が選ばれた。

最高賞の内閣総理大臣賞に選ばれた山岸准教授や第一三共は、有効な治療法が確立しておらず極めて予後不良な成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)及び末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)に対して、産官学連携研究により発症・進行メカニズムを解明するとともに、EZH1/2阻害薬・バレメトスタットを開発した点が評価された。同剤は日本発のファーストインクラスEZH1/2阻害薬として、2022年に再発又は難治性のATLの治療薬として承認され、24年には再発又は難治性のPTCLが適応追加されるなど、今後も「新たな作用機序に立脚した適応拡大や他薬剤との併用が期待される」とした。

日本医療研究開発大賞は、医療分野の研究開発の推進に多大な貢献をした事例に対して功績をたたえる賞で17年度から実施されている。第8回の受賞は以下の通り。

▽内閣総理大臣賞:東京大学大学院新領域創成科学研究科・山岸誠准教授、第一三共
「EZH1/2エピゲノム制御を標的とするがん治療薬の創製」

▽健康・医療戦略担当大臣賞:大阪医科薬科大学医学部外科学講座胸部外科学・根本慎太郎教授、帝人、福井経編興業
「心臓病の手術を受ける子どもたちと共に生きる ハイブリッドニット」

▽文部科学大臣賞:国立研究開発法人国立がん研究センター研究所分子腫瘍学分野分野長/慶應義塾大学医学部内科学(血液)教授・片岡圭亮氏、大塚製薬
「造血器腫瘍遺伝子パネル検査の開発」

▽厚生労働大臣賞:塩野義製薬
「シデロフォア抗菌薬の開発を通じた薬剤耐性菌感染症対策への貢献」

▽経済産業大臣賞:東京慈恵会医科大学・髙尾洋之准教授、アルム、ディー・エヌ・エー
「スマホでつなぎ命を救う!脳卒中遠隔医療システムの世界的普及」

▽スタートアップ賞(健康・医療戦略担当大臣表彰):Global Vascular
「世界初 異物反応を抑制する膝下動脈用BioStealthステント日米承認開発と治験」

▽スタートアップ奨励賞:AMI、OUI、CROSS SYNC

▽日本医療研究開発機構(AMED)理事長賞:大野博久氏(京都大学 iPS細胞研究所未来生命科学開拓部門特定拠点講師)、福田真弓氏(国立循環器病研究センター臨床研究推進センターデータサイエンス部臨床研究品質管理室室長)、森本悟氏(慶應義塾大学殿町先端研究教育連携スクエア特任准教授)、柳下祥氏(東京大学大学院医学系研究科疾患生命工学センター 構造生理学部門講師)、矢吹悌氏(熊本大学発生医学研究所発生制御部門ゲノム神経学准教授)
 
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