ノバルティスとMeiji Seika COPD薬のウルティブロとシーブリ、共同販促・販売提携終了
公開日時 2021/03/15 04:50
ノバルティスファーマとMeiji Seikaファルマは3月12日、慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療薬のウルティブロ吸入用カプセルとシーブリ吸入用カプセルについて、共同販促活動と販売提携を終了すると発表した。共同販促は3月末で終了し、4月以降は製造販売元であるノバルティスが単独で情報活動を実施する。販売移管は年内に行う予定。
両社は、「今般、今後の活動について両社で協議し、両剤の共同プロモーション及び販売提携契約を終了することを合意した」という。終了理由などの詳細は開示していない。
両剤はもともとノバルティスが単独で販売、情報提供活動していたが、2016年2月からMeiji Seikaとの共同販促を開始した。Meiji Seikaは販売権も承継し、ウルティブロは16年7月から、シーブリは17年1月からMeiji Seikaが販売していた。
両社は、「協力して円滑な移管を推進する」としている。販売権の移管は、ノバルティスによる製品流通環境が整い次第、実施するが、年内に行う予定。それまではMeiji Seikaが販売を継続する。
ウルティブロは長時間作用性抗コリン薬(LAMA)のグリコピロニウム臭化物)と、長時間作用性β2刺激薬(LABA)のインダカテロールマレイン酸塩の配合剤で、1日1回吸入で使用する。シーブリはウルティブロに含有しているLAMAの単剤。