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杏林製薬 慢性咳嗽薬ゲーファピキサントの国内販売権取得 MSDから

公開日時 2021/04/27 04:50
MSDとキョーリン製薬ホールディングス(HD)は4月26日、MSDが日本で承認申請している慢性咳嗽治療薬ゲーファピキサントクエン酸塩(一般名)について、キョーリン製薬HD子会社の杏林製薬が日本で独占販売する契約を締結したと発表した。現在、難治性または原因不明の慢性咳嗽を効能・効果として承認されている治療薬はない。

同剤に関しては2019年5月に、両社間で日本国内における販売協業に関する交渉権について覚書を締結していた。今回の契約締結により、薬価収載後に杏林が国内で独占販売することになり、これに伴い杏林はMSDに契約一時金などを支払う。MSDは21年2月26日付けで同剤を国内申請した。

慢性咳嗽は8週間以上続く咳のこと。有病率は世界各国で1~12%と推定されている。この中には、喘息や胃食道逆流症などの原因疾患を治療しても改善が認められない難治性慢性咳嗽や、詳細な検査にも関わらず原因が特定できない原因不明の慢性咳嗽がある。

同剤は経口投与の選択的P2X3受容体拮抗薬。P2X3受容体は気道の迷走神経のC線維上に発現しているアデノシン三リン酸(ATP)受容体で、ATPは気道の炎症条件下で気道粘膜細胞から放出される。細胞外ATPが気道のC線維上のP2X3受容体と結合することで、損傷の可能性を示すシグナルとして感知され、咳嗽が惹起されることがある。細胞外ATPとP2X3受容体の結合を阻害することで、C線維の活性化を抑え、咳嗽が抑制されると考えられている。

杏林はゲーファピキサントを手掛けることで重点領域のひとつの呼吸器科領域の製品ラインナップの拡充を図り、同領域での更なるプレゼンス向上と治療への貢献を目指す。MSDは「今後もアンメットメディカルニーズに応えていけるよう、革新的な医薬品とワクチンの開発を進め、人々の生命を救い、人生を健やかにするために取り組む」としている。
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