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スズケン 連結子会社エンブレースと聖マリ医大病院が新型コロナ患者の見守りICTサービスの提供を開始

公開日時 2021/06/11 04:50
スズケンは6月10日、連結対象子会社のエンブレースと聖マリアンナ医科大学病院が患者見守りICTのサービス提供を開始したと発表した。エンブレースが提供する医療介護連携 SNS「メディカルケアステーション(MCS)」を活用し、新型コロナウイルス感染症後外来の通院患者の心身の症状変化を記録し、必要に応じて医療者で共有し、見守りを行うというもの。エンブレースと聖マリ医大病院が「しんしんあんしんアプリ」を共同企画・開発し、実装した。

「しんしんあんしんアプリ」は、新型コロナウイルス感染症後の体調や症状を、患者自身が記録し、必要に応じて医療スタッフと共有できる仕組み。患者に無償提供している。このアプリを使用することで、医療スタッフは、通院間など距離の制約なく、患者を非同期で効率的な見守りを行うことが可能となる。実際の運用は医療介護連携 SNS「メディカルケアステーション(MCS)」を活用するもので、聖マリ医大病院は、この取り組みを通じ、新型コロナウイルスの後遺症に悩む患者への安心の提供と、日々新型コロナ対策に取り組む医療機関や医療従事者の業務負荷の軽減を目指したい考えだ。

なお、聖マリ医大病院は、今年1月18日に新型コロナウイルス感染症後外来を開設しており、5月21日現在で約120人の患者が全国から来院している。症状に応じ専門診療科との連携を行っており、味覚嗅覚障害が強い場合は耳鼻咽喉科、肺障害があれば呼吸器内科、精神的なサポートが必要な場合は専門看護師や精神神経科が支援を行う。さらに、金銭面などの社会的な不安が大きい場合は、ソーシャルワーカーも介入する体制を構築している。

今回、MCS と連携した「しんしんあんしんアプリ」を用いて、患者の家庭内の状況を適時情報交換することで、コロナ後遺症の全容を把握し、その後の治療に役立てている。同院としては、「今後も各診療科と連携し、知見を深めて情報を発信していきたい」とコメントした。


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