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AZ MR活動にLINE WORKS導入 医療者に合わせたコミュニケーション 年内に全MR・MSLに拡大へ

公開日時 2021/07/01 04:52
アストラゼネカは6月30日、循環器・腎・代謝/消化器(CVRM)事業本部の一部MRを対象に、医療従事者とのコミュニケーションツールとしてLINE WORKSを導入すると発表した。7月からのパイロット運用を限定的に開始し、年内には全事業部のMRやMSLにも運用を拡大する方針。コロナ禍において対面でのMRと医療従事者のコミュニケーションが制限される中で、LINE WORKSを活用し、リアルとデジタルのハイブリッドによる機動的な活動を構築したい考えだ。一方、同社は喘息患者を対象とした「ぜん息外来.jp」のLINE公式アカウントを開設したことも発表した。患者の治療継続をサポートし、QOLの向上に役立てたい考えだ。

◎メールより「手軽でスピーディー」、電話より「受け取る相手の都合に合わせて連絡できる」


同社はコロナ以前から、自社サイトやWeb講演会などデジタルを活用した医療従事者とのコミュニケーションに取り組んでいる。今回、新たに導入するLINE WORKSは、コロナ禍でMRのリアル活動に製薬を受けるなかで、これまでのメールや電話以外のコンタクト手段の一つとして期待を寄せている。特に、LINE WORKSの強みである、「メールよりも手軽かつスピーディーで、電話よりも受け取る相手の都合に合わせて連絡を取ることができる」ことをあげ、MRが医療従事者にコンタクトする機会の創出に一役買うことなども視野に入れている。

◎トークログの連携やアプリの集中管理の強化などを重視

LINE WORKSを使用することで、MRは医師のスマホにあるLINEアプリを通じて連絡がとれるようになる。1対1のほかグループでのチャットも可能だ。導入に際して同社は、トークログの連携やアプリの集中管理の強化など、ビジネスツールとしての利用を重視したという。また、実装に際しては、ビジネスプロセスの最適化を主業務とするトランスコスモス社に支援を求め、医療従事者とMR・MSLとのコミュニケーションの最適化も図った。

7月からは循環器・腎・代謝/消化器(CVRM)事業本部の一部MRでパイロット運用を開始する。同事業本部の緒方史子本部長は、「LINE WORKS を導入することでコミュニケーションチャネルが増えるので、どの場面でどのチャネルを用いるのが最適であるか、またどのように LINE WORKS を最大限活用できるのか、まずは循環器・腎・代謝/消化器事業本部の中でしっかり検討していきたい」と強調した。

◎「ぜん息外来.jp」のLINE公式アカウント開設 患者の治療継続サポート、QOLを向上

一方、同社は「ぜん息外来.jp」のLINE公式アカウントを開設した。患者向けのサービスで、喘息症状の管理サポート、・通院スケジュールの管理、発作予防のためのアドバイス、喘息天気予報(8月から開始予定)などのコンテンツを用意する。呼吸器事業本部のアーネ・ダークス本部長は、「患者により良い治療を届けるためには治療薬だけでなく、受診から治療まで包括的に患者をサポートする取り組みも必要だ」と強調。LINE公式アカウントの活用により、「患者が喘息と上手く付き合っていく生活を提供できると確信している」とコメントした。

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