サンド メトトレキサートを出荷調整 原薬製造所の変更で品質に不備 入荷の見通し立たず
公開日時 2021/08/20 04:51
サンドは8月18日、メトトレキサートカプセル2mg「サンド」について出荷調整すると発表した。海外原薬製造所のライン閉鎖に伴い、原薬製造所の変更を進めてきたが、一部の品質試験で従来品との同等性が認められない結果が得たためとしている。この結果、保有在庫が消尽次第、一時的に出荷を停止するとした。次回入荷の見通しは立っていない。
出荷調整の対象製品はメトトレキサートカプセル2mg「サンド」の包装規格20カプセル(PTP)、30カプセル(PTP)、40カプセル(PTP)で、在庫消尽時期は9月上旬を見込んでいる。
◎ランプレンカプセル50mgとアミオダロン塩酸塩錠100mg「サンド」も出荷調整
なお同社は8月12日付でランプレンカプセル50mgとアミオダロン塩酸塩錠100mg「サンド」について出荷調整すると公表した。ランプレンカプセル50mgについては、「品質の確認および対応が必要である」として、新たなロットの市場へのリリースができない状況にあると説明している。
一方のアミオダロン塩酸塩錠100mg「サンド」については、5月に想定を上回る出荷数量に見舞われ出荷調整に入ったものの、6月に通常出荷を再開した。ところが、海外製造所より出荷判定に時間を要し、日本への発送が遅延するとの連絡を受けたところから、再び出荷調整(割当出荷)に入ることになったとしている。なお、9月上旬には出荷が再開するとの見通しだ。