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大鵬薬品 アブラキサン点滴静注用100mgは11月中旬まで供給可能に 海外在庫調整と出荷調整でメド

公開日時 2021/09/17 04:52
大鵬薬品は9月16日、抗悪性腫瘍薬・アブラキサン点滴静注用100mgについて、11月中旬まで供給できる目途がついたと公表した。同社は今月2日に10月中旬に一時出荷停止になる可能性があると公表していたが、米ブリストル マイヤーズ スクイブ(BMS)の協力に伴う海外在庫調整と、現在実施中の出荷調整の継続で可能になるとしている。

アブラキサンの供給不安問題は、同剤の生産拠点だったABRAXIS BIOSCIENCE, LLC(BMSの子会社)の製造工程に関する定期的な検証で、再評価が必要となる旨の連絡が同社にあったことに端を発する。同社は8月18日付で、今年10月以降に当該製品の安定供給に一時的な支障をきたすことになるとの見通しを医療関係者に情報開示していた。

厚労省から海外別工場で製造された製品の輸入に必要となる薬事手続きを迅速に進めるなどの全面的な協力を得られることになっているとして、大鵬薬品側も薬事手続きや早期の安定供給再開への道筋を探っている。一方で米BMS側も、アブラキサンの供給を最優先の経営課題に位置づけ、課題解決に取り組んでおり、大鵬薬品との間でも、工場再稼働に必須となる製品の品質を担保するため追加試験の実施、海外在庫調整による日本への薬剤供給の継続交渉を行っていくとしている。

大鵬薬品としては、「供給再開に向け、着実に対応を進めているが、安定供給が軌道に乗るまでの間は、引き続き代理店・販売会社への出荷調整は継続させていただく」とコメント。そのうえで、日本臨床腫瘍学会など関係9学会が公表したステートメントを踏まえて、「必要な患者への優先的使用等にご理解・ご協力いただきたい」と関係者に対し、改めて要請した。


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