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米バイデン大統領 FDA長官にRobert Califf氏を指名 オバマ政権の2016年に続き

公開日時 2021/11/17 04:48
米国のジョー・バイデン大統領は11月12日、FDA(食品医薬品局)長官にオバマ政権時代に長官を務めたRobert Califf氏を指名した。ホワイトハウスが12日発表した。

FDA長官の席は、バイデン政権発足以降、Janet Woodcock氏が長官代理として務めてきたが、政権発足約10か月を経て、ようやく正式長官が決まる格好だ。

バイデン大統領は声明のなかで、Woodcock氏に謝辞を表すると同時に、「Califf博士は、米国における最も経験豊富な臨床試験専門家の1人であり、コロナウイルスパンデミックを収束させる重要な戦いという重要な時にFDAを導く経験と専門知識を持っている」と高く評価した。さらに、「私は、Califf博士が、FDAに科学とデータに基づいて意思決定させ続けることに自信を持っている。同博士は2016年(前回就任時)には強い超党派の支持を得た。私は、上院に同氏がこの重要な時に、重要な仕事を続行できるように同氏の承認を急がせるつもりである」と述べた。

PhRMA(米国研究製薬工業協会)のStephen J Uble理事長は同日、声明を発表。「Califf博士がFDA次期長官に指名されたことをお祝い申し上げる。我々が、公衆衛生促進と科学に基づいた医薬品供給の監視についてFDAの重要な役割を理解している長官を持つことは不可欠である」とした。そのうえで、「我々は議会(上院)での承認手続きが直ちに進み、パンデミックや他の疾患と闘うためにFDAと共に働くことを期待している」とコメントした。

Robert Califf氏は、1951年生まれ。1978年デューク大学医学部卒業。専門は心臓病学。医師、研究者、公務員などを経験、特に多数の臨床試験を率いてきたことは有名である。2016年から2017年にFDA長官を務めた。長官就任時、議会では89対4で圧倒的支持を得て、承認された。現在は、デューク大学医学部教授。同大では副総長を務めたほか、デューク臨床研究所(Duke Clinical Research Institute)を設立した。
 
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