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エムスリー 「3Hグループ」を完全子会社化 150万人の被験者パネル誕生 DCT、ePRO等で治験効率化

公開日時 2022/01/26 04:50
エムスリーは1月25日、臨床試験・臨床研究支援サービスを提供する「3Hグループ」(3Hホールディングス、3Hメディソリューション、3Hクリニカルトライアル、3HCTS)を2月1日付で完全子会社化すると発表した。これにより、エムスリーと3Hグループ合わせて150万人超の被験者パネルが誕生する。また、Decentralized Clinical Trials(DCT:分散型臨床試験)によるリモート臨床試験でリーディングカンパニーのポジションをより強固にする。さらに、医療機関と患者の接点を連携するePROプラットフォームの構築なども進める方針だ。

3Hグループは、約91万人の被験者パネルを活用し、被験者募集や患者調査、情報提供、アプリ・システム開発から、新規ビジネス開発の支援までをワンストップで提供している。一方、エムスリーも治験支援サービス「治験君」をはじめ、グループ内子会社の CRO、SMO、PRO(被験者募集機関)を通じ、インターネットを活用した治験の効率化を推進している。

今回の完全子会社化で150万人を超える被験者パネルが誕生することになり、被験者会員基盤を活用して患者リクルーティングの効率化を目指す。DCT支援サービスについても、両社のノウハウや事業アセットを活用し、世界最先端と同等水準、かつ患者負担の少ない治験の普及・基盤整備に貢献したい考えだ。さらに、3HグループのePROアプリケーション「P-guardian」とエムスリーグループの「デジスマ診療」や「エムスリーデジカル」などを連携させ、患者・医療従事者間の適切なコミュニケーションが可能なプラットフォームを構築する。

エムスリーは今回の取り組みを通じ、「医薬品開発の戦略立案から上市、その後のエビデンスを通した価値向上までをよりシームレスに支援したい」と指摘。各プロセスにおいて両社のアセットを活用したサービスの拡充・高付加価値化を目指す」と強調した。


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