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第一三共 新型コロナワクチン「DS-5670」で3回目接種の治験開始 今年中の実用化目指す

公開日時 2022/02/01 04:50
第一三共は1月31日、自社創製の新型コロナウイルス感染症に対するmRNAワクチン「DS-5670」(開発コード)について、3回目接種(追加免疫)の安全性と有効性を評価する国内臨床試験を開始したと発表した。今年中の国内実用化を目指す。

同試験は日本で承認された新型コロナワクチンの初回接種(1回目・2回目接種)完了済みで、接種から6カ月以上経過した健康成人及び高齢者を対象とした国内第1/2/3相試験。最初にDS-5670の3回目接種時の推奨用量を確認し、続けて国内既承認ワクチンを対照薬とした比較検討試験を4500例で行う予定。

DS-5670は、第一三共が見出した新規核酸送達技術を用いた新型コロナに対するmRNAワクチンで、新型コロナウイルスのスパイク蛋白質の受容体結合領域を標的にすることで高い有効性と安全性が期待される。動物モデルにおいて、初回投与完了時にオミクロン株に対する中和活性を一定量誘導し、この中和活性は追加投与により、ブースター効果が増強することを確認しているという。

第一三共は、オミクロン株の感染急拡大を受け、追加免疫の整備が世界的な課題になっているとした上で、「当社は、ワクチン事業を展開する国内の製薬企業として、新たな課題への取組みを最優先し、COVID-19流行の制御による社会の安心・安全の回復に貢献するため、DS-5670の開発を推進」するとしている。

DS-5670の研究開発は、日本医療研究開発機構(AMED)の「ワクチン開発推進事業」と、厚生労働省の「ワクチン生産体制等緊急整備事業」の支援を受けて実施している。
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