第一三共 抗TROP-2 ADC・ダトロウェイ トリプルネガティブ乳がん1次治療の効能追加を一変申請
公開日時 2026/02/13 04:50
第一三共は2月12日、抗TROP-2抗体薬物複合体(ADC)・ダトロウェイ点滴静注用(一般名:ダトポタマブ デルクステカン)について、トリプルネガティブ乳がん(HR陰性HER2陰性)の1次治療を対象とした効能追加を一変申請したと発表した。ダトロウェイは現在、化学療法歴のあるHR陽性HER2陰性の手術不能又は再発乳がんで承認されており、HR陽性HER2陰性乳がんの2次治療以降に用いられている。
今回の申請は、2025年10月開催の欧州臨床腫瘍学会(ESMO2025)で発表されたグローバル第3相臨床試験(TROPION-Breast02)の結果に基づくもの。同試験は、免疫療法による治療の対象とならない転移性トリプルネガティブ乳がん患者への1次治療として、化学療法投与群と比較し、統計学的に有意かつ臨床的に意義のある全生存期間の延長が認められた試験。現在、この試験結果に基づき各国・地域において承認申請中となっている。
同社は、「トリプルネガティブ乳がんの1次治療に新たな選択肢を提供することで、日本のより多くのがん患者さんに貢献できるものと期待している」とコメントしている。