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帝人ファーマ 骨粗鬆症薬・オスタバロの1.5mg製剤の承認取得 「中核的製品と位置付け」

公開日時 2022/09/06 04:50
帝人ファーマは9月5日、骨粗鬆症治療薬・オスタバロ皮下注カートリッジ(一般名:アバロパラチド酢酸塩)の新規格となる1.5mg製剤の承認を取得したと発表した。承認日は8月31日付。オスタバロは2021年3月に3mg製剤の承認を取得したが、当時、「新医薬品の処方日数制限に対応する製剤を開発中」との理由で3mg製剤の薬価収載手続きは行わなかった。今回の1.5mg製剤は処方日数制限に対応できる規格となる。

同社は本誌取材に、「1.5mg製剤について薬価収載手続きを進める。いち早く患者さんに届けられるように準備を進める」とコメントした。1.5mg製剤は、手続きが順調にいけば、22年11月に薬価追補収載されるとみられる。

オスタバロの効能・効果は「骨折の危険性の高い骨粗鬆症」。用法・用量は「通常、成人には1日1回アバロパラチドとして80μgを皮下に注射する。なお、本剤の投与は18ヵ月間までとすること」。

同剤は新規の副甲状腺ホルモン(PTH)製剤。有効成分のアバロパラチドは、細かく分類すると副甲状腺ホルモン関連ペプチド(PTHrP)の誘導体で、Gタンパク質が結合した副甲状腺ホルモン1型受容体を選択的に刺激することで骨形成を促進する。1日1回皮下投与により、骨量の増加効果と骨折抑制効果が期待できる。帝人が米国ラディウス・ヘルス社から国内権利を獲得し、帝人ファーマが開発した。

帝人ファーマは骨・関節領域に強みを持ち、ワンアルファやボナロンなどの骨粗鬆症治療薬や、超音波骨折治療器・セーフスなど様々なソリューションの提供を通じて患者のQOL向上に貢献してきた。同社はオスタバロ皮下注1.5mgについて、「中核的製品と位置付け、市場浸透を図っていく」とコメントしている。
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