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あすか製薬 産婦人科領域売上ナンバー1、22年度に達成へ 当初計画を3年前倒し

公開日時 2022/11/14 04:50
あすか製薬ホールディングスは11月11日、2023年3月期(22年度)第2四半期決算会見で、産婦人科領域で売上ナンバー1になるとの目標について、22年度に達成可能との最新予測を明らかにした。これまでは25年度までに達成するとしていて、予測通りとなれば3年前倒しとなる。特に21年12月に子宮内膜症の適応を追加したレルミナや、22年6月に月経困難症治療薬・ヤーズ初の後発品として1社単独発売となったドロエチ配合錠「あすか」が大きく伸長。同領域売上ナンバー1の目安としている売上200億円超が視野に入ったとの見方を示した。

レルミナの22年度上期の売上は45億2400万円(前年同期比22.2%増)、ドロエチは12億7900万円だった。ドロエチの通期計画は当初19億4400万円と設定していたが、好調な立ち上がりを受けて30億2300万円に上方修正した。同社は、LEP製剤(低用量エストロゲン・プロゲスチン配合剤)としてドロエチ、ジェミーナ、フリウェルの3製品をラインナップし、月経困難症患者や医師のニーズに合わせた治療選択肢を提案・提供しており、生産性の高い活動を実現している。

◎22年度上期 医療用医薬品事業の売上4.8%増収

22年度上期の連結業績は売上301億7200万円(6.0%増)、営業利益28億7900万円(8.3%増)だった。医療用医薬品事業、アニマルヘルスケア事業とも好調で、このうち医療用医薬品事業の売上は268億5100万円(4.8%増)だった。注力している内科、産婦人科、泌尿器科の3分野とも堅調に推移。内科領域では主力の甲状腺ホルモン製剤・チラーヂンが39億2100万円(3.5%増)、肝性脳症治療薬・リフキシマは27億5700万円(11.9%増)と着実に伸長した。泌尿器科領域ではLH-RH誘導体マイクロカプセル型徐放性製剤・リュープロレリンは26億1900万円(3.9%増)だった。

産婦人科領域製品群が好調なことに加え、アニマルヘルス事業も堅調に推移する見通しだとして、同社は22年度通期予想を上方修正した。修正後の業績予想(連結)は売上600億円(6.0%増、期初予想から25億円増)、営業利益52億円(8.4%増、10億円増)、親会社帰属純利益42億円(2.1%減、9億円増)――とした。

【22年度上期の連結業績(前年同期比) 22年度予想(前年同期比)】
売上高 301億7200万円(6.0%増) 600億円(6.0%増)←修正前575億円
営業利益 28億7900万円(8.3%増) 52億円(8.4%増)←修正前42億円
親会社帰属純利益 23億4600万円(-) 42億円(2.1%減)←修正前33億円

【22年度上期の国内主要製品売上高(前年度実績) 22年度予想、億円】
カンデサルタン類 54.77(62.59) 106.97←修正前108.40
チラーヂン 39.21(37.90) 77.06←修正前77.14
リフキシマ 27.57(24.64) 55.00←修正前52.89
メルカゾール 7.61(7.51) 14.67←修正前14.40
アムロジピン 4.65(5.55) 9.37←修正前9.63
レルミナ 45.24(37.03) 96.71←修正前97.79
フリウェル 17.65(16.67) 32.76←修正前30.83
ドロエチ 12.79(-) 30.23←修正前19.44
アンジュ 4.20(4.46) 8.59←修正前8.96
ルテウム 5.69(2.98) 9.79←修正前8.36
マグセント 3.09(4.67) 6.44←修正前6.82
リュープロレリン 26.19(25.20) 50.18←修正前45.89
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