日医工は12月23日、第3回債権者会議を今週28日に開催する予定であると公表した。同社は、2022 年５月13日に産業競争力強化法に基づく特定認証紛争解決手続（事業再生ADR手続）の申込を行い、11月16日と22日に2回の債権者会議を開催している。次回の第3回債権者会議で、すべての取引金融機関からの合意を得て、事業再生計画案を成立させたい考え。

前回11月22日の第2回債権者会議では、同社と利害関係のない弁護士・公認会計士である手続き実施者が調査報告を行い、「事業再生計画案は合理性があり、再建可能性がある」と報告している。なお、事業再生計画案には人員削減などは盛り込まれておらず、工場での操業を継続し、事業再生の方向を探る方針。同社は、「事業再生ADR手続の成立の可否について、現時点（23日時点）において具体的に決定した事実はございません。今後、開示すべき事実を決定した場合には、適時適切に公表いたします」とコメントしている。