問題発掘型の薬局に光をあてた制度設計を2019年に改正された「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律（薬機法）」により、認定薬局制度が創設され、21年８月から要件を満たした調剤薬局で「地域連携薬局」「専門医療機関連携薬局」の認定が始まった。とりわけ医療施設と在宅の橋渡し役を担う地域連携薬局は、地域包括ケアシステムにおいて継続的で適切な薬物療法を提供していく上での“要”としても期待されている。制度施行から１年半が経過したが、地域連携薬局とはどのような機能を有し、どの程度、地域に浸透しているのか。制度発足と同時に地域連携薬局の認定を受けた、東京都台東区のみどり薬局の管理薬剤師、坂口眞弓氏に運営の実際やポイント、地域医療における今後の役割やあり方など...