日医工は2月17日午前に臨時株主総会を開き、同社をジェイ・ウィル・パートナーズが管理・運営する合同会社ジェイ・エス・ディーへの完全子会社化など予定した議案を全て承認した。前サンド代表取締役社長の岩本紳吾氏を新任の代表取締役社長に据える。このほか第三者割当増資による募集株式の発行、発行可能株式総数の増加のための定款一部変更、資本金の額の減少、資本準備金の額の減少の件なども全て承認可決した。

臨時株主総会では、取締役等の選任を決議し、メディパルホールディングスの長福恭弘取締役副社長が社外取締役会長に、ジェイ・ウィル・コーポレーションの新名孝至取締役が独立社外取締役に、厚労省出身で日本大学名誉教授の白神誠氏が独立社外取締役監査等委員の就任について承認した。現日医工役員のうち新体制に残るのは4人。新体制の取締役は12人体制となる。

今後のスケジュールについても公表した。合同会社ジェイ・エス・ディーを割当先とする払込金額の総額 200 億円の第三者割当がすでに決まっている。3月9日までに三者割当増資に係る新株式が全て発行された場合は、3月29日に東京証券取引所の上場廃止、併合効力発生日は3月31日となる。一方、３月10日から31日までに第三者割当増資に係る新株式が全て発行された場合は、4月19日に東京証券取引所の上場廃止、併合効力発生日は4月22日となる。

なお、田村友一代表取締役社長は3月中の第三者割当増資の払込完了日をもって退任する。