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メディパルHD 富士通の「Picking Optimizer」導入 倉庫内ピッキング作業を効率化 ALC8か所展開へ

公開日時 2023/03/14 04:50
メディパルホールディングスは3月13日、富士通のAIアルゴリズムを備えたクラウドサービス「Picking Optimizer(ピッキングオプティマイザー)」を導入し、運用を開始したと発表した。倉庫内ピッキング作業を効率化し、物流機能を最適化することが目的。神奈川ALCへの導入を皮切りに、ピースピッキングシステムを採用している8か所のALCに展開する。

今回導入したPicking Optimizerは、物流センター内の出荷作業において、一人のピッキング作業者が同時に複数の出荷先への商品をピッキングするマルチオーダーピッキング作業を最適化し、センター内ピッキング作業効率を向上させるというもの。富士通のサービスで、独自の2つのAIアルゴリズムを用いた最適化エンジンが搭載されている。同社は20年11月からメディセオの医療用医薬品等を取り扱う高機能物流センター・神奈川ALCにおいて、「Picking Optimizer」を用いたピッキング作業の実証実験を実施。その結果、ピッキング作業者の総移動距離を最大22.6%削減するなど、その有効性が確認でたとして、導入決定に至った。

同社は今後、富士通と連携し、他のALCにおいてもICTを活用することで、さらなる効率化の早期実現を目指す。一方、富士通もロジスティクス領域へのAI活用を促進することにしており、医療・ヘルスケア領域の物流最適化や、社会課題解決、環境負荷軽減に貢献したい考えだ。

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