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サワイグループHD 澤井光郎会長に経営一本化 澤井健造氏は役員退任で「GEの事業再編」などに専念

公開日時 2023/05/11 18:55
サワイグループホールディングスは5月11日の取締役会で、澤井光郎代表取締役会長を代表取締役会長兼社長に昇格させ、グループ経営を一本化する役員人事を決定した。澤井健造代表取締役副会長(グループCBO)と末吉一彦代表取締役社長(グループ COO兼グループCAO)は退任。澤井健造氏は沢井製薬の代表取締役社長から取締役副会長となり、後任に木村元彦取締役常務執行役員生産本部長を昇格させる。また、田辺三菱製薬で代表取締役社長を務めた三津家正之氏をグループの社外取締役に就任させることも決めた。いずれも6月27日付就任予定。同日開催予定の第2回定時株主総会の承認を経て正式に決定する。

◎澤井光郎会長「業界が疲弊しいている。いずれサワイもその渦に飲み込まれる」

澤井光郎会長は同日、記者会見に臨み、「企業努力が結果に反映されない種々の壁がある。業界そのものが疲弊している。いずれサワイもその渦に飲み込まれる恐れがある。(今回の役員人事は)長きにわたって安定的にジェネリック医薬品を供給できる業界環境を作りたいという“思い切った提案”に基づく人事と考え、グループの経営を代表取締役 1名体制に移行することで一層スピーディな意思決定体制に改めた」と強調。“思い切った提案”とは、「GEの将来の形づくりのための業界活動について自らの経営の経験、それから制度の知識を活かして当初は私と一緒にやってみたいという澤井健造社長の意向を踏まえ、グループや企業の経営から一旦離れて業界活動に専念したいということから発した異動だ」と明かした。

◎澤井健造社長「再編がスムーズにできる仕組みづくりについても提案できればしたい」

一方、澤井健造社長は会見で、「今の枠組みの中では(業界)再編といっても一緒になることで得られるメリットが少ないというのが現状だ。その辺りが今後、再編がスムーズにできるような仕組み作りについても、具体的に今ちょっと申し上げられないが、提案できればしていきたいと思っている」と述べた。また、「再編するためには企業だけでなく製品も集約等を進めていかないとメリットが発揮されない。また生産、工場などのリソースについてもよりスリム化していけるような形でないとメリットが出てこない。そういったことがうまくスムーズに進むような方策というのを考えていきたいと思う」と語った。

◎「必要なクスリをしっかり作る。その後で少量多品種問題の解決に取り組むべきでは」

厚労省の有識者検討会などで議論の俎上にあがる少量多品種問題についての見解を述べた。澤井健造社長は、「この多品種が行き過ぎると管理が難しくなる。現状は多品種が進み過ぎている。そのために製品も淘汰していける方法を考えないといけない。ただ本質的にGE事業は少量多品種にならざるを得ない部分があると理解している」との認識を示した。

一方、澤井光郎会長は、「基本的にここまで我々の業界がきたのは少量多品種ということがあったからだ。これが悪いとは思っていない。安定供給をしっかりやるには、造ったものを廃棄するとか、造っても需要のない規格まで工場を動かして造らなければならない。少量多品種の議論をする前に、まずは必要なクスリは何なのか。シメチジンとファモチジンがあれば、シメチジンは殆ど使われない。でも作らないといけない。それは需要があるからだ。いまできることは少量多品種生産を変えることより必要なクスリをしっかり作ること。これをまずやって、その後に少量多品種の問題を解決することに取り組んでいくべきではないかというのが私の考えだ」と述べた。



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