厚労省幹部人事 医薬・生活衛生局長に城克文審議官 後任は内山博之・デジタル庁次長
公開日時 2023/06/28 04:50
厚労省は6月27日、幹部人事を発表、内示した。医薬・生活衛生局長に城克文大臣官房医薬産業振興・医療情報審議官が就く。城審議官は、厚労省の「医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会」の報告書取りまとめをリードした。報告書では、国際共同治験への対応の強化など革新的医薬品の迅速導入に向けた環境整備や、医薬品安定供給に向けた制度など、薬事関連の項目が多く盛り込まれている。城審議官は6月16日に開いたミクス創刊50周年特別講演会で、「有識者検討会の相当の項目は今年度中に検討し、結論を出し、提案し、整備できるだろうと思っている」と話しており、実行フェーズでの舵取りを担うことになる。医薬産業振興・医療情報審議官には内山博之・デジタル庁国民向けサービスグループ次長が就く。安藤公一医薬産業振興・医療情報企画課長は留任する。発令は7月4日付。
◎医薬品関連人事 大臣官房審議官(医薬担当)に吉田易範審査管理課長
医薬品関連では、山本史大臣官房審議官(医薬担当)に代わり、吉田易範医薬品審査管理課長が就任。医薬品審査管理課長には中井清人医薬安全対策課長、医薬安全対策課長には野村由美子研究開発政策課治験推進室長が就く。衣笠秀一総務課長、佐藤大作監視指導・麻薬対策課長、中山智紀医療機器審査管理課長は留任する。
◎医務技官に迫井正深内閣官房内閣審議官 健康局長に大坪寛子審議官
医務技官には迫井正深内閣官房内閣審議官(新型コロナウイルス等感染症対策推進室長)、健康局長には大坪寛子大臣官房審議官(医政、精神保健医療担当)を登用する。大島一博厚生労働事務次官、伊原和人保険局長、榎本健太郎医政局長は留任する。八神敦雄医薬・生活衛生局長は辞職する。