エムスリーは8月7日、Salesforceのコンサルティング事業を展開するフロッグウェル社（本社：東京都港区、大田宏之代表取締役）を子会社化すると発表した。フロッグウェル社はSalesforceのコンサルティングのほか、医療関連データ収集・加工やデータ分析およびコンサルディングなどの業務を行っている。今回の子会社化によりエムスリーとしては、医療業界の営業・マーケティング活動のＤＸ化を加速した考えだ。

2010年創業のフロッグウェルは、Salesforceの導入コンサルティング、構築支援、開発、保守などのサービスを提供し、実績をあげてきた。2023年4月にはSalesforce Japan Partner Award 2023のGrowth部門「Industry of the Year <Healthcare & Life Science>」の受賞者に選ばれるなど、医療業界で高いプレゼンスを誇っている。一方のエムスリーも、患者の診療体験をより便利にする「デジスマ診療」の提供を2021年10月から開始しており、近年は診療プロセス全体の生産性向上に寄与するべく、ＤＸ支援を推進し、その範囲の拡大を図っている。

同社は、今回のフロッグウェル社の子会社化を通じ、製薬企業や医療機器企業の営業・マーケティング活動をよりデータドリブンかつ高度に行えるような取り組みを推進したい考えだ。