沢井製薬 片頭痛向け非侵襲性デジタル医療機器・レリビオンの承認取得 「保険適用の手続き進める」
公開日時 2023/12/27 04:50
沢井製薬は12月26日、片頭痛用の非侵襲性デジタル医療機器・レリビオン(一般的名称:頭部用経皮末梢神経電気刺激装置)の承認を取得したと発表した。承認取得日は12月22日付。同社は本誌に、「今後、保険適用の手続きを進める。2024年中の上市を目標にしている」と述べた。
レリビオンは頭部に装着する非侵襲型のニューロモデュレーション機器。片頭痛の急性期治療において、本製品で後頭神経と三叉神経に同時に電気刺激を与えることにより、脳幹で神経伝達物質の放出を促進し、痛みなどの制御に関連する脳内ネットワークを調節して効果を生み出す。
ニューロモデュレーションは、デバイスを用いて電気・磁気刺激や薬物の投与を行い、神経活動を調整する治療法のこと。レリビオンは、在宅で使用できる日本で唯一のニューロモデュレーション機器となった。
同社は、「主要事業であるジェネリック医薬品事業で患者さんに貢献することはもちろんのこと、新たな医療ニーズに応える事業にも取り組んでいく」としている。