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医師の働き方改革に伴うMRとの面談 3割の医師「リアル減る」 循環器、泌尿器、腫瘍内科の勤務医で顕著

公開日時 2024/02/02 04:52
「医師の働き方改革」に伴うMRと医師の面談機会の変化についてミクス編集部が医師850人にインターネット調査したところ、「リアルでの面談が減る」と予想した医師が3割を超えた。特に「勤務医」の回答を診療科別にみると、循環器科、泌尿器科、腫瘍内科の回答は4割に及ぶ。一方で、「Webやオンラインを通じてコンタクトする機会が増える」と予想した勤務医は2割弱で、依然としてリアルとデジタルを組み合わせたハイブリッド型のアプローチを求めていることが分かった。

調査は、m3.com(エムスリー)の登録医師850人(開業医400人、勤務医450人)を対象にインターネットで調査(期間:23年12月15日~23日)したもの。「医師の働き方改革に伴うMRとの面会機会」の変化を聞いたところ、最も多かった回答は「あまり変わらない」で、全体回答は43.6%となった。ただ、回答の内訳をみると開業医の52.5%に対し、主に働き方改革の影響を受ける勤務医は35.8%で、その差は17ポイント開いていた。

◎「Webやオンラインを通じてコンタクト機会が増える」開業医11.8%、勤務医17.3%

「リアル面談が減る」との設問に対する回答をみると、全体回答32.8%に対し、開業医は31.0%、勤務医は33.8%となり、3割の医師がMRとのリアル面談は減少すると予測していた。一方で、働き方改革に伴い「Webやオンラインを通じてコンタクトする機会が増える」と予想した全体回答は14.7%。内訳は開業医11.8%に対し、勤務医は17.3%で、前の設問への回答と組み合わせると、リアル面談を補完するWebやオンラインでの情報提供を求めていることも分かった。

◎「面談時間が変わる」開業医10.3%、勤務医17.5%

このほか「面談時間が変わる」との回答は、開業医10.3%に対し、勤務医は17.5%。「MRと面談する場所(自宅など医療施設外)が変わる」との回答も、開業医6.5%に対し、勤務医は9.3%となり、いずれも勤務医の方がMRとの面談機会の変化が大きいと感じていることが分かった。

◎「リアル面談減る」循環器科の勤務医46.0%、泌尿器科、腫瘍内科の勤務医40.0%

医師の働き方改革の影響を受けると見込まれる「勤務医」に着目し、診療科別に調査結果を分析した。その結果、「リアルでの面談が減る」との回答は、循環器科の勤務医が46.0%で最も高く、次いで泌尿器科、腫瘍内科がともに40.0%で並んだ。また。「Webやオンラインを通じてコンタクトする機会が増える」との回答は、皮膚科と整形外科の勤務医が20.0%で最も高く、次いで、泌尿器科、腫瘍内科、神経内科がともに18.0%で並んだ。

◎「MRと面談する時間変わる」呼吸器科の勤務医22.0%

MRとの面談時間・面談場所に対する意識もみた。勤務医の回答を診療科別にみると、「MRと面談(コンタクト)する時間が変わる」との回答は、呼吸器科が22.0%で最も高く、次いで循環器科、腫瘍内科、消化器科、皮膚科の勤務医の回答が20.0%だった。「MRと面談する場所(自宅など医療施設外)が変わる」との回答は、呼吸器科の勤務医の22.0%が最も高く、次いで、循環器科、消化器科、皮膚科、腫瘍内科の勤務医が20.0%となった。

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