MDV PHR「カルテコ」の疾患発症予測で対象疾患拡大 ソニーのAI予測分析ツール活用で
公開日時 2024/03/28 04:49
メディカル・データ・ビジョン(MDV)は3月27日、同社のPHRサービス「カルテコ」で展開する疾患発症リスクの予測機能について、AIを活用した予測分析を活用して強化すると発表した。ソニーネットワークコミュニケーションズのAI予測分析ツール「Prediction One」を活用し、対象疾患をこれまでの6疾患から2024年度9月末までに22疾患まで拡大する。
カルテコのサービスの一つである「疾患リスクレポート」では、健康診断結果や生活習慣などの質問を基に、虚血性心疾患▽脳卒中▽糖尿病▽大腸がん▽胃がん▽肝がん―の6疾患の発症確率を提供していた。Prediction Oneの予測分析サービスを応用することで、既存の6疾患に加え、さらに14疾患の発症リスク予測も示すことができるようになる。すでに行っているPoC(概念実証)により、6疾患の有効性が確認されているという。
Prediction Oneは機械学習やプログラミングなどの専門知識がなくても簡単な操作で予測分析ができる非専門家向けAI予測分析ツール。主に業務の負担軽減などBtoB分野で活用されてきたが、カルテコへの導入ではBtoCのエンドユーザー向けのサービス提供を初めてサポートするという。