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帝人とアクセリード 合弁会社「Axcelead TWP」が事業開始 創薬研究支援サービスを展開

公開日時 2024/04/02 04:50
帝人とアクセリードは4月1日、創薬研究支援サービスに関する両社出資の合弁会社「Axcelead Tokyo West Partners」(本社:東京都日野市、以下Axcelead TWP)を設立し、事業を開始したと発表した。事業内容は、創薬ターゲットの選別から新薬候補化合物の取得、それらに関連した合成・薬理・動態・安全性などの創薬研究活動の支援となる。独自の事業基盤を活かして国内外の創薬プレイヤーからの需要を取り込み、創薬における総合支援サービス企業として成長を図る。

Axcelead TWPの出資比率は帝人49%、アクセリード51%。代表取締役は岡田健吾氏。従業員数は約120人。帝人ファーマの技術、施設・設備、人員などの創薬研究機能の一部を中核的な経営資源とし、アクセリードが持つ創薬ソリューションプロバイダーとしての豊富な知見や技術を組み合わせた独自の事業基盤を有することを強みとする。

アクセリードの池浦義典社長は、「海外の製薬業界では創薬研究の水平分業が進んでおり、日本においてもその流れができつつある」と指摘。今回アクセリードグループにAxcelead TWPが加わることで、「創薬のケイパビリティとキャパシティを拡充することになり、アクセリードグループの創薬プラットフォームがより盤石になる」とし、「創薬プレイヤーが抱える創薬研究の課題解決に寄与することで国内外でのプレゼンスを高め、世界中から最も信頼される革新的なヘルスケアプラットフォーマーとしてイノベーションを支えていく」とコメントした。

帝人の内川哲茂社長執行役員は、「これまで帝人が培ってきた創薬研究の基盤を活用した新たな合弁会社が、日本のみならず世界の創薬エコシステムを支えるプラットフォームとして世界中の人々のQOL向上に貢献していくことを期待している」とコメント。Axcelead TWPの岡田代表取締役は、アクセリードグループの創薬支援会社と連携しながら、「多様な創薬プレイヤーのニーズに応え、質の高いソリューションを提供するとともに、アクセリードグループの創薬プラットフォーム事業基盤を強化・拡充し、今後国内外で高まる創薬プレイヤーからの需要を取り込んで成長に繋げていく」と抱負を述べた。
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