武田薬品 経口プロテアソーム阻害薬・ニンラーロ 0.5mgの低用量製剤の承認取得
公開日時 2024/08/19 04:50
武田薬品は8月16日、経口プロテアソーム阻害薬・ニンラーロカプセル(一般名:イキサゾミブクエン酸エステル)について、0.5mgの低用量製剤の剤形追加承認を取得したと発表した。今回の剤形追加により、多発性骨髄腫の維持療法における、ニンラーロ低用量製剤による新たな治療選択肢(1.5mg用量(0.5mgカプセル×3))を患者に提供でき、従来よりも低用量の用量調節が可能となることで患者の状態に合わせたより適切な用量調節の実現を目指すことが可能になった。
ニンラーロは、「再発又は難治性の多発性骨髄腫」の効能・効果で2017年3月に承認され、5月に発売した。20年3月に多発性骨髄腫における自家造血幹細胞移植後の維持療法、21年5月には幹細胞移植歴のない多発性骨髄腫に対する初回治療後の維持療法の適応追加に係る一変承認を取得した。これまで2.3mg、3mg、4mg製剤をラインナップしている。