サスメド 不眠障害用アプリを一変申請 「保険収載の手続きを進めるため」
公開日時 2024/09/02 04:48
サスメドは8月30日、不眠障害用プログラム「サスメドMed CBT-i不眠障害用アプリ」について、保険収載の手続きを進めるため、一変申請を行ったと発表した。
サスメドは本アプリの医療機器製造販売承認を2023年2月に取得し、保険収載手続きを進めていた。しかし、24年度診療報酬改定時の議論において、医師が行う対面式の認知行動療法の不眠症への適用拡大が見送られたことに伴い、当初、サスメドが希望していた診療報酬を準用する形での保険収載も見送られることになった。
今般の24年度診療報酬改定では、疾患治療用プログラムに関して原則として特定保険医療材料として評価する旨の保険医療材料制度の見直しが行われた。サスメドは、新制度を前提に規制当局との協議を実施。「この度、改定後の制度に則って保険収載の手続きを進めるため、本申請を実施することにした」としている。
本アプリは医療機器製造販売承認を取得した不眠障害に対する唯一の疾患治療用プログラム。スマートフォン上で動作し、副作用の少ない非薬物療法である認知行動療法を提供する。海外では同様の疾患治療用プログラムが既に不眠障害の治療ガイドラインにおいて新たな治療手段として推奨されている。
サスメドは、「本アプリの医学的有用性を踏まえ、1日でもはやく不眠障害に悩まれる患者の皆さま及びその治療に従事されている医療現場の皆さまに本アプリをお届けできるよう、引き続き取り組みを進めていく」としている。