ARCALIS 福島県立医科大学・福島TR財団と包括業務提携覚書締結 mRNA医薬品・ワクチンの研究開発や製造で協業
公開日時 2024/11/20 04:49
mRNA医薬品の受託開発製造(CDMO)事業を展開するARCALIS(福島県南相馬市)は11月19日、福島県立医科大学および福島医大トランスレーショナルリサーチ機構(福島TR財団)と、mRNA 医薬品・ワクチンの研究開発や製造での協業を目的とした包括業務提携覚書を締結したと発表した。
覚書に基づき、3者は東日本大震災の復興プロジェクトの一つである「福島医薬品関連産業支援拠点化事業」(福島事業)で得られた成果の社会実装に向けて、mRNA医薬品やワクチンの研究開発を共同で推進。また、mRNA医薬品・ワクチンに利用可能なシーズ遺伝子の探索も実施するという。
ARCALIS社は、アクセリードとmRNA医薬品・ワクチン開発を手掛けるArcturus Therapeuticsが共同で設立。mRNA医薬品やワクチンの創薬支援やCDMO事業を手掛ける。今回の提携について、同社の髙松聡代表取締役社長CEOは「mRNA医薬品・ワクチンの実用化に向けて福島医大、TR財団と共同で研究開発を進め、福島発の革新的な治療薬の創出を目指して連携して取り組んでいく」とコメントしている。