新薬相次ぐ乾癬 外用薬処方にも変化の兆し
新機序ブイタマーに月4000人ペースで患者流入
公開日時 2025/05/01 00:00
慢性炎症性皮膚疾患・乾癬の治療は、既存の外用薬、経口薬、光線療法で効果不十分な患者の選択肢がこの15年に相次いで登場し、大きく進歩している。種々の標的(TNFα、IL-17、IL-23など)の生物学的(バイオ)製剤や新たな作用機序の経口薬(PDE4阻害薬、TYK2阻害薬など)だ。治療のベースとなる外用薬についても、ステロイドと活性型ビタミンD3の配合剤、さらには全く新しい芳香族炭化水素受容体(AhR)調整薬のブイタマークリーム(一般名・タピナロフ)が登場した。そこで今回は、乾癬の市場動向をインテージリアルワールドの統合医療データベース「CrossFact」をもとに検証する。CrossFactは、調剤レセプトや社保レセプトなどのリアルワールドデータ(RWD)で実際の処方状況を把握し...