あすか製薬HD 山口惣大専務取締役が代表取締役社長に就任 26年度起点の新中期経営計画は新体制で挑む
公開日時 2025/06/25 04:50

あすか製薬ホールディングス(HD)は6月24日、山口惣大代表取締役専務取締役が代表取締役社長に同日付で就任したと発表した。同日開催の定時株主総会および取締役会で代表取締役の異動を決議したもの。山口新社長は就任に際し、「創業以来受け継がれてきた開拓者精神と理念を胸に、医療用医薬品事業、アニマルヘルス事業、検査事業の各領域で専門性をさらに磨き、グローバルな変化にも積極的に挑戦していく。グループ一丸となって人々の健康と豊かな明日の社会に貢献し、企業価値の向上に努めたい」と抱負を述べた。
同社は、中期経営計画2025で「スペシャリティファーマを基盤とするトータルヘルスケアカンパニー」を目指し、売上高700億円、営業利益率8%、ROE 8%を目標に掲げて事業展開してきた。山口氏の社長昇格について同社は、「現中期経営計画の総仕上げと共に、現在、策定中の2026年度を起点とした新中期経営計画を新たな体制で取り組むことが望ましいと判断した」と説明した。なお、前社長の山口隆氏は代表取締役会長として引き続き経営の管理監督を行う。
山口惣大新社長は、日立製作所の勤務を経て、2016年2月にあすか製薬入社。2017年6月同社取締役常務執行役員(創薬研究担当)、2019年6月同社常務取締役(創薬研究、開発、事業戦略担当)、2020年4月同社常務取締役(創薬研究、開発、事業開発、メディカルアフェアーズ担当)を経て、2021年4月あすか製薬HD取締役に就任。2021年6月から。あすか製薬HD代表取締役専務取締役・あすか製薬代表取締役社長(現任)を歴任している。